Sam Waterston
俳優、男優、プロデューサー、監督
1963年、アーサー・コピット作《Oh Dad, Poor Dad, Mama's Hung You in the Closet and I'm Feeling so Sad》でブロードウェイ・デビュー。
1965年、映画に初出演し、以後TVシリーズなどにエピソード出演。72年ジェイムズ・アイヴォリーの『野蛮人たち』で始めての大役を映画で演じた後、ブロードウェイで《お気に召すまま》のベネディックを好演してドラマ・デスク賞演技賞を受賞。続く「華麗なるギャツビー」(74)の世界的ヒットで一躍名声を得る。以来、ウディ・アレンの『インテリア』『ハンナとその姉妹』『セプテンバー』『重罪と軽罪』の他、『カプリコン・1』『天国の門』『シリアル・ママ』などに出演。『キリング・フィールド』(84)での熱演で英米アカデミー賞、ゴールデン・グローブの主演男優賞にノミネート。94年よりTVシリーズ「ロー&オーダー」に出演して絶賛され、数々のTV賞にノミネートされる。このシリーズ以後、舞台出演は不可能となり、映画出演はなかなか出演できない状況であるが、彼に初の大役を与えたマーチャント・アイヴォリー作品は別格で、『The Proprietor』(96年/イスマイル・マーチャント)、『ル・ディヴォース/パリに恋して』(03)には出演している。
なお、息子ジェイムズ・ウォーターストンは『いまを生きる』(89)の生徒の一人ジェラード・ピッツ役で映画デビューしている。