ここからは独立懸架について解説していきます。まず原始的な独立懸架としてスイングアクスル式があります。この形式は、駆動輪に使用した場合、概念図にすれば左右のドライブシャフトとショックアブソーバー&スプリングで成り立たせることができ、シンプルなのが特徴です。 スイングアクスルは独立懸架式だがキャンバー変化が大きい きちんと知りたい!自動車サスペンションの基礎知識(日刊工業新聞社) この方式は、ドライブシャフト(もしくはドライブシャフトが中を通るアクスルチューブ)がデフ側にジョイントを介して結合され、タイヤ側はジョイントがありません。サスペンションは路面の状況に合わせて動きますが、このときドライブシ…