大学にはテニサーが8つあって そのなかで本当にテニスをしている4っつのうちで一番ふつう感があるテニサーに入った 2年になったときに急にモテ始めた 入ってきた1年生からではなく 3年生から このモテ期はほんとうに凝縮されていた ある日、学食で一人でサバ味噌と白米だけを食べていたら 特に好きだった鈴木先輩がねぇ私横座って良い?と声をかけられて一緒に食べた 先輩はスイーツとコーヒーといういけてる組み合わせだった ぼくはさばと米だけのプレートが恥ずかしくてさばを茶碗の米に乗っけて中身が見えないようにずっと自分の方に傾けて食器返却までその態勢をキープし続けた 鈴木先輩は実はさ、私長谷川くんなんか気になっ…