アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場するMS(モビルスーツ)。
制式番号ZGMF-X42S。搭乗者はシン・アスカ。
ギルバート・デュランダルを中心とした開発チームが、戦争終結を目指し作り上げたセカンドシリーズを超越する機体。
換装なしでインパルスガンダムの持つ全ての機能を併せ持つほか、様々な機体の特色をも加えられたザフトの中でも究極とも言えるMSである。
ZGMF-X42S デスティニーはインパルス等と同様、「セカンドステージシリーズ」にカテゴライズされる機体である。
X56Sがシルエットの換装によりあらゆる戦局に対応しようとしたのに対し、デスティニーは全ての状況に対処しうる装備を最初から搭載するという発想の元に在る。
そしてこれを実現させ得たのも最新型の動力機関「ハイパーデュートリオン」である。
この機関は従来型デュートリオンと核動力のハイブリッドで、スラスター全開時の機動性能向上もめざましく、高速機動時には光学残像を形成することも可能である。
この残像は、散布されたミラージュコロイドを使い、空間上に自機の立体像を形成することにより実現される。
ユニウス条約上の制限事項である核動力とミラージュコロイドが搭載されたことは、条約が事実上形骸化していることを示しているといえるだろう。
この「コンプリートMS」のスペックを最大限に引き出せるシン・アスカが搭乗者となった今、正にデスティニーは史上最強の機体となったのかもしれない。
ZGMF-X42S
18.08m
79.44t
背面左部に装備された、破壊力と精度を併せ持った大型ビームランチャー。
ハイパーデュートリオンからの豊富なエネルギー供給によりオルトロスや
ケルベロスを遙かに上回る攻撃力を持っている。通常は折りたたまれた
状態にあり、展開時の銃身は機体の身長を超えるほどである。
両手の掌に装備されたビーム兵器。デスティニーの隠し武装ともいえ、密着した状態の相手を確実に破壊する。
通常有り得ないゼロ距離での格闘戦を想定した物であり、ここからもデスティニーの特異さを伺う事が出来る。
新機軸の兵装であるが故に戦術バリエーションも未知数である。
両手の甲に装備されたビームシールド。
一説には「CAT-X1/3 ハイペリオン」に装備されていた「モノフェーズ光波シールド」の類型とも思われる。
前大戦後、衰退したユーラシア連邦 から科学者陣によりもたらされたものであろうか?形状は状況に応じて
変化するのでオールラウンドでの使用に適している。
左右両肩のビームブーメラン。
ソードインパルスの同装備の改良型である。オリジナルにあった連結機構は無くなっているが、
ビームの出力調整により刃が伸縮しビームサーベルとしての役割も果たすようになった。
説明無し。