ごく浅漬けのコメディだが、同監督の『ある女流作家の罪と罰』や『セックス・アンド・マネー』に続き、設定の勝利で楽しく見た。 ニュースクールの創作クラスで、教員の著作を読んでいないどころかその存在さえろくに知らずに集まってきた学生たちに教えているマンハッタンのstruggling writer、ってワクワクが止まらない。ベスの夫、妹、義弟もそれぞれ業績のフィードバックが瞬時に返ってくる職業についていて、客や身内からの度重なるダメ出しにめげてはもう引退するするサギを繰り返しつつ、自尊心を守ろうとするところに共感大。息子(『モンタナ・ストーリー』『トゥ・レスリー』と最近ご縁の多いオーウェン・ティーグ)…