ミュージシャン。
1945年11月12日、カナダ・トロント生まれ。
バッファロー・スプリングフィールド解散後にソロ活動へと入り、1970年代にはCSN&Yと並行しながらも、フォークを基調とした音楽を作り出す。
特に名盤と呼ばれている「After the Gold Rush」、「Harvest」では彼の歌手としての本領が十二分に発揮されており、今聞いても全く色褪せていない点が素晴らしい。
セックス・ピストルズなどのパンク勢が台頭してきた70年代後半には、ノイズをかき鳴らしながら問題作「Rust Never Sleeps」を創り上げた。
ニール・ヤングは優れたフォークロックのシンガーでありながら、同時に斬新なノイズ・ギターの使い手でもあった。
そのため、ソニック・ユースやパール・ジャムといったグランジ勢にも影響を与え、また御大自らもグランジに手を染めた。
ニルヴァーナのカート・コバーンが自殺した際、「錆び付くよりも、燃え尽きる方がいい」というニール・ヤングの歌詞を引用したのは有名である。