→ティム・ハドソン
株式会社ハドソン(Hudson Soft Company, Limited)は、かつて存在したゲームソフト開発・販売会社、ゲームメーカー。
社名の由来は、国鉄C62形蒸気機関車の軸配置名称である「ハドソン」から。
1973年5月、北海道札幌市豊平区にてアマチュア無線ショップとして創業。
1970年代後半からパソコンソフトを開発していたこともあり、ゲームだけに留まらない高い技術力*1があった。1984年、任天堂ファミリーコンピュータに初のサードパーティーとして参入、『ロードランナー』『ボンバーマン』などが大ヒットし、一躍人気メーカーとなる。1985年から『スターソルジャー』などのゲーム大会「ハドソン全国キャラバン」を開始、また「16連射」を実演するゲームの名人「高橋名人」が人気者となった。
1987年、開発を担当したPCエンジンがNECホームエレクトロニクスから発売された。『PC原人』『天外魔境』などのPCエンジン独自のタイトルを投入したが、任天堂の関係は継続。
1994年に発売されたPC-FXの開発にも協力していたが、失敗に終わり、家庭用ハードウェアの開発からは撤退した。
1996年から1997年まで、Jリーグ・コンサドーレ札幌のユニフォームスポンサーを務めた。
1998年から、メインバンクだった北海道拓殖銀行の破綻により資金繰りが悪化。
2001年8月、経営不振のためコナミ株式会社(現コナミホールディングス株式会社)が引き受け先となる第三者割当増資を実施。これによりコナミはハドソンの筆頭株主となった。
2005年4月11日、コナミの連結子会社化。2011年4月にはコナミの完全子会社となった。
2012年3月1日、株式会社コナミデジタルエンタテインメントに吸収合併され解散。合併後もハドソンブランドの商品・サービスは継続するとされていたが、2013年末をもってハドソンブランドは消滅した。
*1:PCエンジンの実質的な開発、X68000用OSの開発など