バックトラッキング法(Backtracking)は、問題の解を見つけるための探索アルゴリズムの一種です。主に組み合わせ最適化や制約充足問題に使用されます。 バックトラッキング法は、解候補を一つずつ生成し、その解候補が条件を満たすかどうかを確認しながら探索を進めます。もし解候補が条件を満たさない場合、それ以上その解候補を探索する必要はなく、戻って別の解候補を試すことができます。この戻る(バックトラックする)操作がアルゴリズムの名前の由来となっています。 バックトラッキング法の典型的な手順は以下の通りです: 問題の定義:解を求める問題を明確に定義します。例えば、クイーンの配置問題やナップサック問題…