Patrice Leconte、1947年パリ生まれ。映画監督。初めは漫画家としてデビューするが、1975年に映画も撮り始める。 代表作は「髪結いの亭主」。 エロティックな恋愛映画で知られる。
「俺たち、まだやれるかな」 「当然だ」 このふたり、天国でもそんなこと言っていそうですね(笑) 原題は「Une chance sur deux」(2人のチャンス) 撮影当時アラン・ドロン62歳、ジャン=ポール・ベルモンド64歳 「ボルサリーノ」での共演から28年で三度目の共演 私が唯一、ドロンとJ₌PBの主演作で劇場でリアルタイムで見たのはこれだけ 当時横浜で勤めていた会社の、ドロンファンの先輩に誘われて 「シネスイッチ銀座」でした ドロンかJ₌PBふたりのどちらかが父親だと 母親からの遺言の入ったカセットテープを受け取った 自動車窃盗の常習犯のヴァネッサ・パラディが たまたまマフィアの車を盗…
20240213(了) 映画『メグレと若い女の死』 監督;パトリス・ルコント/ジェラール・ドパルデュー 原作;ジョルジュ・シムノン 2022年製作/89分/G/フランス/原題:Maigret/DVDレンタル <★★★> もう70年ほども前のパリ。 20才ぐらいの若い女が、分不相応な高価でゴージャスな絹のドレスに身を 包み、ある婚約パーティに現れた後、5,6カ所の刺し傷を負って血だら けで死んでいるのが見つかる。 これを担当することになるのがメグレ警視。 レンタル屋に頼んで取り寄せて観ました。たぶん新聞の紹介記事でタイト ルをメモっておいたもの。観るまで、ドパルデューのことも、ルコント監 督のこ…
2022年フランス・ベルギー映画。 ルコント監督の作品だというので見た。 G・ドパルデューがメグレ警視であり殺 人事件を解決する、メグレのシリーズは 一作も読んだことがないので雰囲気もわ からない、だからルコントらしさもわか らない。ドパルデューはさらに巨漢だっ た、大丈夫かな。 メグレと若い女の死 [DVD] ジェラール・ドパルデュー,ジャド・ラベスト,メラニー・ベルニエ Amazon
引用元:filmarks.com 1989年のフランス映画 仕立て屋の男、イール(ミシェル・ブラン)は少し偏屈で他人とのかかわりを嫌っている 周囲は彼以上に嫌っているせいでいつもひとり、仕立て屋の仕事に専念している そんな彼の楽しみはボーリングと向かいの部屋に住んでいる女性アリス(サンドリーヌ・ボネール)を覗き見ること 毎晩アリスを覗いていたイールは、アリスに恋人が存在することも知っていたけれど、それでも彼女に恋していた ある夜、そんなイールの知られてはならない行動がアリスに見つかってしまう 最初は気味悪がるアリスだったが、ある思惑から彼女はイールに近づいていく 孤独な中年男性が主役のほのぼの…
晴れ、喜びの主日。入祭唱には『久しく待ちにし』が歌われた事だろう、欠席したから真偽は判らぬが。行きつけの仏蘭西料理店で食事。シェフとマダムに年の瀬の挨拶を済せた後、木枯らしが散した枯葉の上を逍遥し乍ら、来週に迫った羇旅の事を考えていた。旅の道連れには何の本を持って行こうか、決めかねている。 パトリス・ルコント監督作。ジョルジュ・シムノンの「メグレ警視」シリーズ。メグレをジェラール・ドパルデューが、その妻を『パリ、テキサス』のオーロール・クレマンが演ずる。あと、ちょい役でフィリップ・デュ・ジャネランも出演。 パトリス・ルコントがメグレものを映画化するのは、『仕立て屋の恋』に続きこれが2作目であろ…
見了えた後に良かったと感じても、二度と見直す事のない映画がある一方で、ふとした時に(それは大抵さよ更ける頃の衝動だが)、何度も見直してしまう映画がある。 私が後者に挙げるのは、例えば『男と女(un homme et une femme)』、『鬼火(Le Feu follet)』、『二十四時間の情事(Hiroshima mon amour)』そして『仕立て屋の恋(Monsieur Hire)』。 パトリス・ルコント監督作『仕立て屋の恋』は間違いなく名作である。これ程に孤独な男の心理を描破している映画はない。ムシュー・イールはétranger。周囲に拒絶される屈辱から自尊心を守る為、周囲を拒絶して…
1989年のフランスのドラマ・クライム映画。 監督は『髪結いの亭主』等をを作ったパトリス・ルコント。 音楽は『ピアノ・レッスン』やピーター・グリーナウェイの映画音楽を作ったマイケル・ナイマン。音楽が重厚でいいですね。 私もこういう映画を面白いと思うようになったのですね。昔、『ベニスに死す』をみて少しも面白いと思わなかったのですが、今観れば大人の恋心、じりじり好きな人に近づいていく恋心が分かって面白いと感じるのかもしれませんね。 大人の恋愛映画と言っていたが鬱屈してるけど、恋愛の部分がよく分かって良かった。 最初、主人公が女性の部屋を覗き見していて、気持ち悪いと思うのですが、だんだんこの男の鬱屈…
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ドゴラ」(2004)です。 あのルコント監督がこのような映画? 音楽映像詩を製作していたことは全く知りませんでした。あるブログから知りました。興味があったので速やかに今回鑑賞しました。 70分程度の作品ですが、いやとても良かったです。この手の作品ですと、有名なのがゴッドフリー・レッジョ監督フィリップ・グラス音楽の「コヤニスカッツィ」「ポアカッツィ」とかテレンス・マリック監督「ボヤージュ・オブ・タイム」リック・ベツソン監督エリック・セラ音楽「アトランティス」でしょう。 この作品は、文明批判色の強い「コヤニスカッツィ…
「メグレと若い女の死」2023年3月22日(水)新宿武蔵野館にて。午後12時より鑑賞(スクリーン1/C-7) ~ドパルデューが演じる老境のメグレ警視。人間ドラマに見応えあり 日本でもおなじみのメグレ警視。ベルギーの小説家ジョルジュ・シムノンの推理小説の登場人物で、過去に映画やテレビでジャン・ギャバン、マイケル・ガンボン、ローワン・アトキンソンなどが演じている。 そして今回、メグレ警視を演じるのはフランスの名優ジェラール・ドパルデュー。そして、監督は「仕立て屋の恋」でおなじみの名匠パトリス・ルコント。とくれば、これは味わい深い映画になること請け合いである。 ちなみに、「仕立て屋の恋」もジョルジュ…
『仕立て屋の恋』などの作品で知られる名匠パトリス・ルコントが、8年ぶりにメガホンを取り、同作の原作者ジョルジュ・シムノンの<メグレ警視シリーズ>の人気作『メグレと若い女の死』を映画化。 youtu.be 舞台は1953年のパリ。シルクのドレスを身につけた若い女性が惨殺された。血塗られたドレスを唯一の手掛かりに、メグレが事件の真相に迫る! 名優ジェラール・ドパルデューがメグレを演じ、ジャド・ラベスト、『タイピスト!』のメラニー・ベルニエ、『バルバラ セーヌの黒いバラ』のオーロール・クレマン、『ともしび』のアンドレ・ウィルム等が共演している。 (adsbygoogle = window.adsby…
皆さん、こんにちは。 今年もあと少しですね。街はクリスマスでザワザワして、ライトアップが綺麗で年末感が漂ってます。今年は早めに休んで、サウナ行ったりマッサージ行ったり、自分ケアをしようかと思っている年末です。 【仕立て屋の恋】「髪結いの亭主」のパトリス・ルコント監督が描く哀しく切ないラブストーリー 【仕立て屋の恋】「髪結いの亭主」のパトリス・ルコント監督が描く哀しく切ないラブストーリー 作品概要 おすすめ あらすじ 監督紹介 あわせて観たい 同監督作品「髪結いの亭主」 和食器のお店~13-Tableware 仕立て屋の恋 (字幕版) ミシェル・ブラン Amazon お薦め;★★★★ リピート鑑…
●概要 ●海外勢984名 ●他俳優 ・「日本勢のリスト」へ ●概要 映画監督、脚本家、プロデューサー、俳優、その他スタッフといった映画人が選んだ・影響を受けた・好きな映画。 「国別」、未個別化「一覧」、それ以外「その他作家」、「映画評論家のベスト」 ※2022年12月21日追記:文字数制限のため「日本勢」リンク集独立
とうとうボケがはじまったかもしれない。 どうせカネをつかうなら、日本も電子投票導入すりゃいいのに。 6日の記録。 かわいい(^^♪ とうとうボケがはじまったかもしれない。 Amazon.co.jp: 暮れ逢い(字幕版)を観る | Prime Video 「髪結いの亭主」「イヴォンヌの香り」など、恋愛映画を得意とするフランスのパトリス・ルコント監督が、自身初の英語劇として、第1次世界大戦前夜のドイツを舞台に、孤独を抱える若妻と、美しい青年の8年間にわたる純愛を描いた。1912年、初老の実業家カール・ホフマイスタ―の屋敷に、個人秘書として若く美しく、才気にあふれた青年フレドリックがやってくる。カー…
こんにちは。8月になりました。暑さは良い加減もう慣れました。最近「遠くで聞こえた銃声」というブログを読んでいます。もう更新が止まっているブログを読むのが好きです。タイトルは別に大島弓子の作品を最近読んだ訳ではないのですが何か感覚的に大島弓子ってあんなに凄い短編をいくつも描いているのに全く知られてないなあと思ったからです。話は少女漫画という枠組みの中でも異質ですし絵も個人的にはこれくらいで良いなあという感じです。鳥山明は読めば読むほど呆れるほど絵が上手いです。最近特にそう思うようになりました。パトリス・ルコントの「仕立て屋の恋」(1989)をちょっとだけ観ました。僕はやっぱり映画が好きです。そし…
No.3986(再)【今日の映画】「髪結いの亭主」 髪が長いのが嫌で、常に短髪にしている。サラリーマン時代はオールバックだった。いつもは理容室に行くのだが、たまに女性が髪を切るサロンにも行った。やはり女性に髪を切られるのはいいものだ。今日の映画は、フランスの名匠パトリス・ルコントの名作「髪結いの亭主」(1980)だ。 子供の頃から女の理容師と結婚したい、という願望を抱き続けて来たアントワーヌは、中年にさしかかった頃にようやくその夢を実現する。理容師の妻のマチルドは優しくて綺麗で、アントワーヌは念願の妻を娶った事に満足し、十分に幸せな日々を送っていた。そして10年、この愛は何事もなく平穏に過ぎて…
japan.unifrance.org 昔、おしゃれだった頃(ちょ、いきなりぶっこんでくんな、そこ…)フランス映画を好んでよく見ていたのだが、パトリス・ルコントの映画、というともう劇場もおしゃれなところになるので、自然とスーツで映画を見に行かざるを得ないのである(ふんふん…)、という思い出のあるパル監督の若き頃の作品で、そのギャップに衝撃を受けた一品でもあるのでアール(突っ込みどころはあるが、諦めたで…) ■あらすじ フランスの避暑地であるコートジボアールの休暇村にフランス人観光客たちが到着する。それぞれの思惑や事情を抱えながら、村でのバカンスを楽しんでいくが…という感じ。 ■感想 群像劇と言…
子供の頃,理髪店で至福の時を過ごして以来,女の理容師と結婚したいという願望を持ち続けてきたアントワーヌ.将来の夢は?と両親に尋ねられたアントワーヌは,「髪結いの亭主になる」と宣言し,驚いた父親にぶん殴られる.しかし彼の決意は固い.中年になり,彼はついにその夢を実現する.妻のマチルドは,優しくて美しく,ようやく夢を実現し理髪店の主人となる.十分に幸せな日々を送っていた.そして10年,この愛は何事もなく平穏に過ぎてゆくが…. 女理髪師のふくよかさと体臭に魅せられた少年アントワーヌは,偶像崇拝の中に成長する.アントワーヌは,少年時代と初老期の2種類でしか描かれず,外見上の老化に反して,憧憬が彼の中の…
クリストファー・ハンプトン監督作、Progressiveな映画。ブルームズベリー・グループの作家、リットン・ストレッチーとその恋人(かう呼んで差し支へないと信ずる)、エマ・トンプソン演ずるドーラ・キャリントン、並びに周辺人物との関係を描く。どうしたら彼、彼女らのやうに、熾烈に肉を覓め、互ひに執着できるのだらう。三島由紀夫の『仮面の告白』後半を読む時と同じい虚しさを覚えた。 ledilettante.hatenablog.com ブルームズベリー・クラブ。大学で歴史を学んでゐた私は、このグループの存在をまつたく意外な所から、即ち英国の外交官、サー・ハロルド・ニコルソンを通して知つたのだつた。因み…
引用元:amazon.co.jp ストーリー 登場人物・キャスト 感想 予告 解説動画 ストーリー 17世紀のオランダを舞台に、画家フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」が描かれた背景に物語を構築し、それをモデルとなった少女の目を通して描く。監督ピーター・ウェーバーは英国のTV出身で本作が初監督作。撮影は「髪結いの亭主」から「歓楽通り」までパトリス・ルコント監督作を担当してきたエドゥアルド・セラ。美術は「数に溺れて」などのピーター・グリーナウェイ監督作品の常連ベン・ヴァン・オズが担当。 2003年製作/100分/イギリス原題:Girl with a Pearl Earring配給:ギャガ・コ…
2004年 90分 フランス 監督:アルノー・ヴィアール出演:ジュリアン・ボワスリエ、 ジュリー・ガイエ 若者の恋物語。 ★★☆ まだ初々しい、まだ未熟な、それだけに夢も希望も大きい(はずの)若者(といっても30歳前後の二人だが)の恋物語。残酷な運命が立ちはだかった時に、貴方ならどうしていた? 舞台はパリ。お洒落な恋の街パリ。芽が出ないでいる俳優のアントワーヌ(ジュリアン・ボワスリエ)と、鉄道のウェイトレスをしているクララ(ジュリー・ガイエ)は、地下鉄で偶然に出会う。アントワーヌはメモ用紙に、これからお茶しない?と書いて誘う。クララは、貴方は話せないの?と返事を書く。今わね、とアントワーヌが書…
www.shochiku-tokyu.co.jp『タンデム』(1987)、『仕立て屋の恋』(1989)などのパトリス・ルコント監督による作品。 少年時代から髪結いの亭主に憧れていたアントワーヌが、理容師マチルドに恋をしてからの生活が描かれていきます。 あるきっかけから髪結いの亭主に憧れ続ける中年男の生き様をユーモラスに描いているのが見どころ。ロマンスとドラマ、ちょっとしたコミカルさが小気味いいストーリーを展開。数十年の時を経た物語がさらにドラマ性を高めています。 主人公のユーモラスな姿をジャン・ロシュフォールが。ヒロインのセクシーで魅力的な姿をアンナ・ガリエナが演じています。放送情報髪結いの亭…
1980年代、毎週のように映画館に通い、とくに日比谷シャンテ等でヨーロッパ映画をよく観ていた人で、ヴィム・ヴェンダースの「ベルリン天使の詩」など一連の作品が好きだった人は、きっと「Perfect Days」を観に行くんだろうな。 私もその一人なので、雨がしとしと降る今日、映画館まで観に行ってきた。 カセットテープの音楽とか、フィルムカメラとか、単なるノスタルジーではなく、心に深く染みいってくるものがあるし、木漏れ日とか影とか、目立つところで自己主張するものよりも、その微妙な揺らぎや綾が、心に余韻を残す。 この映画は、50代半ばより年上だと、共感する人はとても多いだろうけれど、若い人たちの反応は…