『パラダイス・ガーデンの喪失』若竹七海(光文社) くくく(笑) おもしろかったです! 本書はコロナウイルスが世界を席巻した現代が舞台。 くくっと笑える毒と、あらゆる意味で個性的な人々が、勝手気ままに動くユーモラスが絶妙に心地いい。 多分、コロナでステイホームのお供に、という意味もあって書いてくれた気がします。うん、多分・・・。 <あらすじ>(裏表紙より引用) 2020年秋、葉崎市の崖の上にある個人庭園〈パラダイス・ガーデン〉で、身元不明の老女の自殺死体が発見された。庭園のオーナー・兵藤房子は自殺幇助を疑われ、ささやかな彼女の暮らしは大きく乱される。葉崎署の二村貴美子警部補が捜査に乗り出すが、こ…