パーク・ライフ (文春文庫) 作者:吉田 修一 文藝春秋 Amazon 吉田修一さんの「パーク・ライフ」は、私が在籍していた前職の上司が勧めてくれた本である。 正確には、勧められたのは別の作品だったが、その過程で本書の話題が上がったのだ。「公園にずっといる人の話」とその上司は説明した。何だそれは。俄然、こちらの本の方が気になった。お勧めされた本来の本は、タイトルを忘れてしまったので、私の中でこちらを勧められたものと解釈して辻褄を合わせている。 余談ではあるが、私は公園が好きだ。家の近くに大きな公園があり、秋口にそこで本を読むのが好きである。遠くで子どもたちの声や、犬の鳴き声が聞こえて、開いた本…