フット・イン・ザ・ドア法とは、交渉や依頼の場面で、本命の要求を通すために、まず簡単な要求からスタートし、段階的に要求レベルを上げる方法です。 人間は、いったんある立場をとると、一貫してその立場をとっているほうが居心地がいい、また、他人から一貫性のある人間と見られていたい(ころころ意見が変わる人間とは見られたくない)という心理があります。フット・イン・ザ・ドア法は、この心理を交渉に利用したものである。 具体例としては、以下のようなものが挙げられます。 慈善団体が、寄付を募る際に、最初に100円の寄付をお願いする。訪問販売員が、家の中に入らせてもらうために、「お話だけでも聞いてください」と頼む。政…