(Provins) フランスのセーヌ=エ=マルヌ県の都市。中世には「シャンパーニュの大市」の開催都市として知られ、2001年ユネスコの世界遺産に「中世市場都市プロヴァン」として登録された。古くからバラで有名な都市でもあり、現在でもバラを用いた製菓業などが盛んである。この都市の住民のことはプロヴィノワ (Provinois) と呼ぶ。なお、南フランスのプロヴァンス (Provence) 地方とは 全く別である。
氷上旅日記 ミュンヘン~パリを歩いて 表紙 氷上旅日記 ミュンヘン パリを歩いて ヴェルナー・ヘルツォーク 著 藤川芳朗 訳 中沢新一 解説 白水社 発行 1993年2月15日 発行 著者が重病になった大切な人を、助けなければならないという思いのため、ミュンヘンからパリまで歩いて行きます。 1974年の11月23日に、ヤッケとコンパス、そして最低限必要なものを詰め込んだリュックサックとともに、冬の悪天候の中、西へ向かいます。 歩いて行くなんて荒唐無稽な話なのですが、やはりそこには巡礼の精神があるのかなと思われます。 途中、ホテルにも泊まりますが、それ以外では空いている別荘や納屋に勝手に入り込ん…
プロヴァンの城門と城壁 第1部 ヨーロッパ・サブシステム 古き帝国からの出現 十字軍は、北ヨーロッパを、「ローマの崩壊」以後引き離されていた世界システムへ再統合するメカニズムだった。p56 13世紀「世界システム」のヨーロッパ・サブシステムにおける三つの主要参加者 ・とりわけ12世紀、13世紀初頭にヨーロッパの新しい相互作用、あるいは東洋との相互作用を統御するシャンパーニュ大市の諸都市(トロワ、プロヴァン、ラニィ、バール・シュール・オーブ) ・13世紀後半と14世紀初期にこの重要な役割を引き継いだフランドルの工業/商業町(ヘントとブルージュ) ・北西ヨーロッパを中東の商品集散地に結び付けたイタ…
中世の町プロヴァンに行く。この街は、ぼくが訪問した後、めでたく世界文化遺産の指定を受けていた。しかし当時は、あの著名な「地球の歩き方」にも記述は無く、行くまでどんな所かよくわからず。まずオフィスドツーリズムでカラー地図をもらう。さすが中世の町と称するだけあって、城壁や塔などがそろっている。「セザールの塔」に登る。外にフランスの麦畑が遠くまで広がる。聖堂を見学する。一通り見終わり外にみんなそろったが、一人だけ出てこない。中に戻り探すと、マリア像の前でひざまずき、必死になって悔い改めていた、というのはウソ。単に中がひんやりして、気持ちよかったんだ、とのこと。確かにこの日は暑い日だった。シャツ1枚に…