不幸な生い立ちと映画デビュー Alan Delon(1935-2024,享年88歳)の生い立ちは、次のような不幸なものであった。 父親は映画館経営。両親は4歳の時離婚。その後、二人とも再婚。それぞれに子どもも生まれ、里子(警官宅)に出された。 14歳で母親の再婚先に戻るが落ちつかず、16歳でインドシナ戦争の志願兵に。4年間務め、パリに行き奔放な生活を送っているうちに映画出演。デビュー作が「女が事件にからむ時」(1957年)21歳。 この頃の思い出をDelonは、つぎのように語っている(「アランドロン ラストメッセージ」2018.10.29NHK)。 「ハッキリ言って、私はハンサムでした。女の子…