元朝の時代、モンゴル高原南部のダリノール湖南西に築かれた城郭都市。現在の内モンゴル自治区赤峰市ヘシグテン旗に位置する。元朝の有力な姻族だったコンギラト部アルチ・ノヤン家によって造営された。 コンギラト部の城郭都市 応昌路城址 参考文献 コンギラト部の城郭都市 城郭都市応昌の造営は、1270年(文永七年)八月に行われた元朝の世祖クビライへの奏請を端緒とする。『元史』巻118特薛禅伝は、コンギラト部のオロチン・キュレゲン(チンギス・カンの第一夫人ボルテの甥ナチン・キュレゲンの子)*1が妻でクビライの娘であるナンギャジンとともに、ダリノール湖畔にあったコンギラト部の夏営地に城邑を造営することを奏請し…