リハビリ病院での作業療法がスタートした。作業療法は主に手の動きなどの細かい動作や書字などの生活関連のリハビリもカバーする。 作業療法の担当は若い男性の先生。パーマが印象的なので「パーマニキ」と呼ぶ。 パーマニキは巨大な知育玩具のようなものを取り出し、僕の目の前にセッティングした。作業療法でもテストを行い、現在の状況をスコア化するらしい。 巨大知育玩具を使い、動作の正確性やスピードなどを評価していく。おおむね自己評価通りの結果で、健常な左手を100点とすると右手は80点程度。 パワーはほぼ戻ったものの、スピードや精密動作がやや劣る。スタンドのような評価軸だ。 ただ直径1mm程度の木の棒を指先でつ…