封切り二日目。 席数120の【SCREEN6】の入りは七割ほど。 「カンヌ国際映画祭」で、トランスジェンダー俳優が初めて女優賞を受賞したと話題の本作。 が、その後の「アカデミー賞」では、最多ノミネートにもかかわらず受賞は「助演女優賞」のみとの惨敗は、当該俳優による「Twitter」上での不適切発言の影響とも言われるが、それが事実なら、2023年に続きハリウッドの空気感が影響を及ぼしたことになり、極めて残念な結果と(個人的には)言わざるを得ない。 作品はあくまでも単体で観るべきで、ここに盛り込まれた幾つものメッセージは十分に重い。 メキシコでの誘拐ビジネスについては〔母の聖戦(2021年)〕でも…