スウェーデンの映画監督、CM監督。1943年生まれ。 26歳の時の長編デビュー作『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』(69年)が、1970年のベルリン国際映画祭で主要4冠を受賞。『散歩する惑星』(2000年)では、カンヌ国際映画祭の審査員特別賞受賞。 コマーシャルの世界でもカンヌ国際映画祭で8度のグランプリに輝いている。
引用元:Yahoo!映画 2014年のスウェーデン映画 「構想15年、撮影4年」 と聞くと、どんな大作なんだろうか?と思ってしまうけれど、確かにある意味大作ではある 巨大セットも登場するし、最後に謎のオブジェが燃えるシーンは壮観ではあるけれど、世界観的に「身の回り」をハミ出さないというか、どこにでも居そうな冴えない人たちの様子が描かれている ロイ・アンダーソン監督の「散歩する惑星」などと比較しても小宇宙感のある作品 サムとヨナタンというふたりの中年男が、「歯の無い男の被り物」や「ドラキュラの歯」そして「笑い袋」という面白グッズを売り歩きながら(もちろん売れない)、壁にぶつかっている様々な人に出…
gaga.ne.jp 先日、熊本のデンキカンで鑑賞。 前作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の風刺の容赦のなさはそのままに、明快さ、分かりやすさ(オストルンド自身は「アメリカ映画」的と言っている)がプラスされた。前回カンヌを制したなら今回も、と思わせる。 映画は3部作に分かれていて、第1部がファッション業界、第2部が豪華客船、第3部が無人島。それぞれ、外見、資産、サバイバル力によってヒエラルキーが決まる階級社会となっている。しかもそれを一般的な世間からは隔絶したものとは描かずに、現代社会にはびこっている数々のマウントの取り合いの「あるある」を畳みかけまくる。拡大鏡をどっかと置いて、デフォルメされ…
私は、派遣の仕事の他に、(ポンコツ)在宅ライターを数年やっている。 実際にライターを始めてわかったことがある。 こうやって自由気ままにブログを書いたりは好きだけれど、お金が絡むと、自由は許されない。きっと私がポンコツでさえなければ、自由に書かせてくれるような仕事に出会えたのかもしれない…。 当たり前のことだが、誤字脱字は当然許されない。正しい日本語で分かりやすく(伝わりやすく)書かなきゃならない。できなきゃ何度もやり直し。内容の面白さなど求められてはいないのだ。 私らしさなど、求められていない。 決められた本数の記事をこなしていくだけである。 大体私は、夏休みの最後の日まで宿題が1ページも終わ…
画像:リンクより 第76回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)。絵画のような33の短いドラマから歴史や人生が見えてくる。 今朝の1日1映画は『ホモサピエンスの涙』(2019年 スウェーデン・ドイツ・ノルウェー合作)を鑑賞。 この世に絶望し、信じるものを失った牧師。 戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル…悲しみは永遠のように感じられるが、長くは続かない。 これから愛に出会う青年。 陽気な音楽にあわせて踊るティーンエイジャー…幸せはほんの一瞬でも、永遠に心に残り続ける―。 『散歩する惑星』『さよなら、人類』などのロイ・アンダーソンが監督を務めた異色のドラマ。 年齢も性別も時代も違う人…
By The poster art can or could be obtained from the distributor., Fair use, Link カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞ブラック&シュールな人々 今朝の1日1映画は「散歩する惑星」(2000年 スウェーデン・フランス合作)を鑑賞。 惑星のとある場所。 サラリーマンは突然リストラされ泣きわめく。 道に迷った男は訳もなく殴られる。 マジシャンは人体切断のマジックに失敗して男を本当に切り刻んでしまう。 そんなある日、家具屋を経営するカールは、保険金欲しさに自分の会社に火をつけてしまう。 タクシー運転手をしていたカールの長男…
「ホモ・サピエンスの涙」2020年11月21日(土)新宿武蔵野館にて。午後3時20分より鑑賞(スクリーン1/A-9) ~まるで動く絵画のような人類の悲喜こもごも 今回はかなり変わった映画を取り上げる。一般的な映画の枠を超えた映画といえるかもしれない。いくつかのエピソードが登場するものの、ドラマらしいドラマはない。それでも、そこからは人間の様々な側面が浮かび上がってくる。スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン監督によるヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞作「ホモ・サピエンスの涙」である。 アンダーソン監督は「散歩する惑星」「愛おしき隣人」「さよなら、人類」からなるトリロジーが日本でも公開され…
公開を楽しみにしていた『ホモ・サピエンスの涙』観てきた。 スウェーデンの映画監督、ロイ・アンダーソンの作品。 www.bitters.co.jp 第76回(2019年)ヴェネツィア国際映画祭 銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞作品。 www.cinematoday.jp 不思議で美しい映画。 写真集や画集を一枚一枚めくっているみたい。 グレーのフィルターがかかったような、ペールトーンな画面。 曇天の日に観るのにぴったりだった。 76分と短いので、隙間時間に観れちゃう。 淡々と一定の距離にカメラを置いて、ただ人びとを見つめるだけ。 暗転はゆっくりとした瞬きのよう。目を瞑り、開けるとまた違う場所、違う人…
●概要 ●海外勢953名 ●他俳優 ・「日本勢のリスト」へ ●概要 映画監督、脚本家、プロデューサー、俳優、その他スタッフといった映画人が影響を受けた・好きな映画。 「国別」、未個別化「一覧」、それ以外「その他作家」、「映画評論家のベスト」 ※2022年12月21日追記:文字数制限のため「日本勢」リンク集独立
裸の拍車Amazon 撮影スピードの迅速なアンソニー・マンのこと、この1953年にはいずれもジェームズ・スチュアート主演で3本の作品を撮っている。あと2本は『雷鳴の湾』と『グレン・ミラー物語』で、西部劇ではない。 アンソニー・マンとジェームズ・スチュアートが組んでつくった西部劇はこれで3本目。あと2本あるのだが、どちらも「Amazon Prime Video」で観ることはできないので、2人の西部劇として観ることができるのは、わたしにはこれでおしまい。 さて、今回のジェームズ・スチュアートは、つまりは「賞金稼ぎ」の男を演じ、映画の中で彼の倫理観が揺らぐということで、やはり「単なる善玉」ではない男…
アニメ フリーレン 「天下一武闘会」みたいな展開になって少々萎えたところである(最新を律儀に追ってるわけではない)。このままドラゴンボール展開はないだろうと期待したい。もう少しフォローするつもり。 ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 2話以降の"地慣らし"である1話のブラック企業あるあるが、なかなかリアルで嫌な汗が出る。その後のゾンビワールドでの主人公のはっちゃけ展開が爽快である。心が変われば世界が変わるという仏教的な思想が通底していると勝手に解釈している。ゾンビという手垢のつきまくった設定を上手く使っている良作。 最近はアニメをあまり見ない。アマプラの映画メインである。 映画…
★★★ 2017年1月14日(土) テアトル梅田2 ドリフのコントのようでもあるしシュールな寸劇がブニュエルの「自由の幻想」のリニューアルバージョンのようにも見える。 特に安い中世挿話から展開するのが意識的なのか?。 概ね映像主義的作風からは遠い。 相当にいかげんでそこが愛らしいとも言える。 ロイ・アンダーソンあたりとは真逆。 ただ凄みに欠けるんだよな。 ドリフのコントのようでもあるしシュール寸劇がブニュエル『自由の幻想』のリニューアルバージョンのようにも見える。特に安い中世挿話からの発端が猶更感を煽る。概ね映像主義的作風から遠く相当に手抜きっぽい。そこが愛らしいとも言えるが凄味もない。(ci…
数年ぶりにイメージフォーラム行ってきた。コロナ前後に行ったきりだからざっと数年ぶり。まあそもそも滅多に来ないんだけど。低賃金労働者には電車代を惜しむ守銭奴マインドがありますし、割引料金でないと映画一本も高く感じるゆえ、ミニシアターにはほとんど行かないんですよねぇ。そもそも渋谷の人混み好きじゃないし。 ほんと渋谷は毎度毎度のことだが街中を歩くだけで頭がクラクラして疲弊してくる。それに加えて観た映画が「レオノールの脳内ヒプナゴジア」と「鶏の墳丘」というのだからもうクラクラが止まりませんよ。 まずもってこの2本はくどい。それはもう色々な意味でくどい。前者に関しては構造の反復がくどい(インセプションか…
全5項目●代表作 ●「lecinemaclub」●「motionpictures」 ●「DEN OF GEEK!」●「vpro.nl」 「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー(純愛日記)」より 全5項目 ●代表作 撮影「インターステラー」、 「オッペンハイマー(2023年)」、 「NOPE ノープ」、 「007 スペクター」、 「TENET テネット」、 「ダンケルク」、 「ぼくのエリ」、 「ザ・ファイター(2010年)」、 「her(ハー)。スパイク・ジョーンズ」等 キャメラマン、映画監督、俳優、プロデューサー等で活躍するホイテ・ヴァン・ホイテマ(ホイテ・バン・ホイテマ)が影響を受けた…
最近また良いリスニング教材を見つけました。 こちらは、カナダのCBCが提供しているニュース・ポッドキャストです。 www.cbc.ca まったく関係なく、As it happensという熟語を調べたらこのサイトが出てきました。 ほぼ毎日、カナダと世界のニュースを取り上げるポッドキャストなのですが、割と重要な国際ニュースから地元の面白いニュースまでを大体10分ごとぐらいに取り上げていて、各ニュースで必ず誰かのインタビューが入るので、会話形式の英語を学べます。 最近だと、1月11日、12日の回で、南アフリカがイスラエルをジェノサイドの罪で国際司法裁判所(ICJ)に告訴したニュースについて、両陣営に…
全4項目 ●代表作 ●「The Criterion Collection」の「Hlynur Pálmason's Top 10」より14本 ●2022-2023「Sight and Sound The Greatest Films of All Time All voters」より10本 ●「The Criterion Collection」の「Hlynur Pálmason’s Closet Picks」より11本 「カラスの飼育」より 全4項目 ●代表作 「ゴッドランド GODLAND」、 「ホワイト、ホワイト・デイ(クヴィトゥル・クヴィトゥル・ダグル)」等 映画監督 等で活躍するフリーヌ…
全3項目 ●代表作 ●2022-2023「Sight and Sound The Greatest Films of All Time All voters」より7本 ●「キネマ旬報」2023年9月号より5本 「クローズ・アップ(アッバス・キアロスタミ)」より 全3項目 ●代表作 「砂利道(君は行く先を知らない)」、 編集「ある女優の不在(ジャファル・パナヒ)」等 映画監督、編集技師 等で活躍するパナー・パナヒが影響を受けた・好きな映画。 ●2022-2023「Sight and Sound The Greatest Films of All Time All voters」より7本 ・…
懐かしいね ドラキュラ伯爵の牙 笑い袋~😇 Filmarks映画情報 スウェーデン映画 さよなら、人類の映画情報・感想・評価・動画配信 5377 7267 予告編を検索 さよなら、人類(2014年製作の映画) A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence/En duva satt på en gren och funderade på tillvaron 上映日:2015年08月08日 製作国: スウェーデン ドイツ ノルウェー フランス 上映時間:100分 ジャンル: ドラマ コメディ 3.4 あらすじ 世の中上手くいかないことばかり。それ…
ロイ・アンダーソン 「散布する惑星」などで、一部のファンからは話題をさらったロイ・アンダーソン監督。 その後、「愛おしき隣人」「さよなら、人類」と同じテイストの作品をリリースしていたが、 現時点では最新作となる「ホモサピエンスの涙」が2019年に公開された。 そんなだいぶ前の作品なのだけれども、なんだかんだで見る機会を失い、ようやく観ることができました。 淡い世界 この作品でも、ほぼ固定された画面で、単発的な映像が、つなぎ合わせられる構成はかわらず。 まずは、その淡い世界の美しさと儚さに感情を煽られないではいられない。 そして、その中で描かれる各々の世界は、常にどこか寂しさというのか、残念さと…
DL B ウィリアムス(←DEN)/ タトル(←NO)/ ブラウン / グロスマトス / ロイ / アンダーソン 何と言ってもデリック・ブラウン。かなり過小評価されてしまっている。怪我の少なさと献身は数字にない凄さ。それを利してグロスマトスはサック数をもう少し増やしても良い。 LB B+ トンプソン / ラヴ / バーンズ / スミス / グルギアーヒル / ジョンソン(R)/ バーモ シャック・トンプソンはキークリー以降を支えた重鎮。ただ、調子に波が有る。その辺りを上手く押し引きしてくれる選手が欲しい。バーンズはエッジラッシャーとして開花。今年は幾つサックを挙げるか。 CB B+ ホーン /…
コンビニで見かけた「あまから手帖」の表紙のプリンがあまりにおいしそうで、プリン買って食べた。今日もいちにちがんばろうと思う。電話(アラーム)を寝室に持っていかなかったら、すごい寝てしまった。きのうも眠くて眠くてたまらなかった。部屋に眠りに行くとき、Iさんのことをいつも思い出す。中年になって、眠くて眠くてその人と同じことをしている。Iさんは薔薇を育てていた。Iさんは私を憎んでいた。と、私は感じていた。憎む、といっても、仮にそう言ってみただけで、何かいろいろな感情の残りを、私に見せていた。残りの感情を向ける場や時間。そのように、IさんやIさんとの関係を思いたい私。 「ホモ・サピエンスの涙」(ロイ・…
1986年、アキ・カウリスマキ監督の初期の作品。 まだ若いお姉ちゃんという感じのカティ・オウティネンは、今年になってから何度も仕事をクビになっている。ごみ収集業のマッティ・ペロンパーが彼女と出会ってナンパします。この方、「モーゼに会う」1994年の翌年、わずか44歳で亡くなってたんですね。 男は職場の先輩に誘われて独立しようとしてたけど、先輩急死。飲んだくれて留置所に入れられて仕事に遅刻する。そのかたわら、LL教室(懐かしい)で英語を学習する。自分の発音を録音して聞き直すLL教室の仕組みを使って、今思うことをテープに向かって話す。 女は別の店で雇われるが、会いに来る男がごみ収集人だとわかって別…