古川日出男への片想いについて 大好きなんだけど、ちょっと難解で、好きだということも言い出しにくい作家というのがいるものですが、私にとっては、古川日出男こそその人です。 昨年あたり『おおきな森』を読了しましたが、amazonで届いたその本の重量にまず圧倒され、もちろん自分より遥かに大きなものを呑み込めるわけもなく、「なんか分からないけど好きだな~」と片思いし続けている次第です。 そんな、最近ちょっと難解な古川日出男の作品群のなかでも、比較的手に取りやすいポップな雰囲気のものもあり、今回はそんな本書『ロックンロール七部作』をご紹介します。 『大きな森』に挑戦してやるぜ、という方はそちらもぜひどうぞ…