『恋とか愛とかやさしさなら』は、プロポーズの次の日に恋人の啓久が盗撮で逮捕されてしまい、カメラマンの新夏が、信じることや愛すること、許すことについて悩む物語です。2025年本屋大賞にもノミネートされた話題作で、前半が新夏の視点、後半が啓久の視点になっているのが大きな特徴です。 恋とか愛とかやさしさなら 作者:一穂ミチ 小学館 Amazon プロポーズの翌日、恋人が盗撮で捕まった。カメラマンの新夏は啓久と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。「二度としない」と誓う啓久とやり直せるか、葛藤する新夏。啓久が”出来心”で犯した罪…