今年の夏は、本当に暑かった。残暑と云うより本格的な夏が全国的に長く続いて、やっと秋の兆しが見えて来た感じです。札幌も例外なく暑く、藻岩山を苦戦しながらも登り、下山の後ゆっくり藻縁山「観音寺」を参拝することが出来ました。 観音寺の歴史 明治14年、東京重願寺の大谷玄超上人は、札幌に浄土宗「新善光寺」を開山し、藻岩山に「西国三十三観音像」の安置を思い立ちました。明治18年、札幌県令より参道開削、観音像安置の許可を受け、現在の登山口から頂上に至る山道を開設しました。 明治34年二代目住職林玄松上人は、山道脇へ観音石像を安置し、山麓に観音堂、山頂に一坪の石堂を建立。その後、林上人の弟子の中田松念尼は、…