問題はカミという名のシンボルの意味にあるのではなくて、そのカミとこのカミを共にカミとして認めることの出来る場所なのである。 その場所は眼に見える自然の彼方にある。そうでなければ二つの民族のカミは、その時、その所において共存しえない。そこは意味のない、意味の誕生する以前の場所でなければならない。そこで舞い、そこで踊るのである。 村を出る場合の習俗は村入りに比べるとずっと簡単である。[…]要は『妹の力』によって旅人の安全を祈願する点にある。それは旅行く人の加護をかれらのカミ、彼女らの霊力に期待するための行事なのであった。 次に、ある意味において村入りに対比しうる習俗、ないし儀礼として、新たに誕生し…