随筆家。明治44年12月生まれ。英文学者・戸川秋骨の娘。 文化学院中等部をへて、同学院の専攻科を卒業後、教師となる。結婚、育児のため一時教職をしりぞくが昭和23年より復職のかたわら、文筆活動をはじめる。 読売新聞の人生相談「人生案内」の回答者のほか、映倫管理委員、文化庁芸術座の審査委員なども勤めた。 著書に「愛情の手帖」「未知の女性への手紙」「若き日を生きる」「一期一会抄」など多数。
東京味覺地図 / 奥野信太郎編 / 河出書房新社 / 1958年 / 185x130mm / 236p / ハードカバー&スリップケースは「本まるさんかくしかく」で販売中です。 hon034.stores.jp 檀一雄、戸板康二、高橋義孝、江藤淳・・が東京の街ごとの味覚を案内する食エッセイ。いずれも当時を知ることのできる大切な宝モノ。なかでも戸川エマさんの「東京の喫茶店」は、なかなか出会えないもので、70年近くも前の貴重な資料じゃなかろうか。