近隣トラブルに介入し、解決を支援するのが当社です。 (望月明日香『ご近所トラブルシューター』光文社文庫に登場) 元警察官の一絵亮(いちえ・りょう)は、退職して1年後の48歳にして株式会社近隣トラブルシューターに再就職した。同社は騒音・悪臭・ゴミ屋敷・ストーカー騒ぎなどを解決する会社であった。若い女性で、社員としては先輩の望月明日香(もちづき・あすか)と一絵はコンビを組んで、ご近所であるがゆえに厄介な諸問題に切り込んでゆく。 こんなストーリーの小説を最近、読みました。著者は上野歩先生。名コンビが次々に持ち込まれる問題に挑み、解決するという連作短編の構成で、謎解きの要素もあって、読みやすくて面白か…