ブリジストンでCEOを務められた荒川詔四(あらかわ しょうし)さんの著書「臆病な経営者こそ『最強』である。」(ダイヤモンド社 2024年)を拝読しました。この著書は、若手社員時代から幾度も苦難を経験された著者の実践に基づく経営書です。 「臆病」というより、著者の謙虚さや思慮深さが勉強になりました。「経営学者でもない私に、その詳細を論じる能力はありません」と語られる場面がありました.。こんな謙虚な本は初めてです。この本は、企業経営者だけでなく、すべてのビジネスパーソンが読んでおくと参考になること請け合いです。 著書の論点はいくつもあるのですが、ここでは、不祥事対応について著者の考え方や実践方法を…