2週にわたって描かれた臓器売買の黒幕を追い詰める話だが、どうしもヒロイン、崎久保(永野芽衣)の行動に1ミリも共感できず、眉をひそめながら展開を見守ることとなった。 子どもを助けたいという母親(中村アン)の思いはわかるし、それゆえの間違った判断・行動は仕方ないのかなあと思うが、彼女と同じように行動した自分の母、手術直前に進藤(阿部寛)にスクープされたことで亡くなってしまった姉を持つ崎久保が、臓器売買の違法性や無謀であることを誰よりもわかっているべきではないか。臓器を提供する側のことが全くイメージされていないことに愕然とする。 「NEWS GATE」という報道番組内で、記者の立場の崎久保とキャスタ…