blueboy-movie.jp 公式サイトを見ると謝罪文が。センシティブな題材だけに細心の配慮が必要という事なのだろうと想像する。 飯塚監督とは前作「世界は僕らに気づかない」(2023)に私の「フィリピンパブ嬢の社会学」の原作者が協力していた縁で直接話す機会があった。普段はニコニコ顔の好青年だが、こんな堂々たる作品を創り上げた事に素直に敬服する。 1965年、東京(ロケ地は群馬県のようだ)が舞台。本編の裁判審理のシーンで「アメリカでは性転換手術が認められ」と語られるが、英国ではまだ同性愛そのものが法に触れる時代であった。 まず丁寧な時代のデイティール描写に目が行く。遠目にかしずいている傷痍軍…