瘡守(カサモリ)社。喜多院から北に10分程の川越市久保町、県道15号線北側の緩やかな高台の住宅街の一画に鎮座します。当初は素通りしようと思いましたが、棟の水板の意匠に視線が行き立ち寄ってみた。 県道から一筋上った左角に、東西に長い瘡守(カサモリ)社の社地が見えてきます。東を向いた社頭に社標はなく、社頭から奥まったところに神明系の靖国鳥居が立つ。 大正12年(1923)健之の石造鳥居から拝殿の眺め。 木造瓦葺の切妻で平入の拝殿。外観はいかにも生活と密着した集落の神社の佇まいですが、棟瓦ののし瓦と呼ばれる側面に注目すると手の込んだ意匠が施されています。一般的に棟の瓦はのし瓦が積まれ、その頂に冠瓦が…