昭和60年頃の昼下がり、 東洋法制史専攻のハチヤ君が大学院学舎ロビーのソファーで、 カップコーヒーを飲みながら、新聞を読んでいた。 私「お、授業後のティタイムかい?」 ハ「あ、のりもさん。こんにちは。 いえね、つぎの講義の話しのネタになるものはないかって探してたんですがね、 今年ももう煤払いの季節なんですよねぇ・・・ 大阪のあちこちの神社で新年の準備がはじまってんですよね・・・ これネタになんないかなぁなんて思って・・・」 私「すすはらい・・・? あの竹箒なんかでほこりや塵をはらうやつ?」 ハ「そうですよ。煤払いが12月13日から全国の神社で始まって、 いわば風物詩になってるんですよね。 これ…