昔の人はお正月に一つ年を取ると表現されました。 実際のところは1秒1秒この瞬間も命は削られているわけであり、命には限りがあるという事であります。 その有限の命、いつこの世との縁が切れるかわからないと教えられてもやっぱり私には自分が死ぬとは思えません。 今までに車両を運転していて瞬間に何度も「死んだ」と思ったこと、高熱が続いて肝炎で入院した時、腸閉塞で緊急手術の直前手術台に上がった時に強烈に死を意識しましたが、普通の生活に戻るともう忘れています、無常が分からない私であります。 仏さまは人の寿命は短い、時間が必要な救いでは私は救われないと五劫思惟、兆載永劫のご修行で南無阿弥陀仏を完成されたとお聞き…