以前の私は阿弥陀さまという存在は穢れの無い清浄な世界にいらっしゃり六道を見通しておられるような遠い方なのだという想像をしておりました。 数年前に恩師とのやりとりの中で南無阿弥陀仏のお心、つまり阿弥陀さまはずっとこちらを向いておられて決して私に背中を見せることは無いという事に気が付かせて頂きました。背中を見せているのは私の方であります。 最近何かでお聴聞していて、ある妙好人のお言葉で印象に残ったところがあります。......「私が頭を抱えてうずくまっていたら、阿弥陀さまも一緒に頭を抱えてうずくまっていた。」 阿弥陀さまは私といつでもピッタリと一緒、共に堕ちて下さる仏さまでありました。 南無阿弥陀…