●歌は、「降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴くもあるか」である。 井手の玉川歌碑の道万葉歌碑(橘諸兄) ●歌碑は、京都府綴喜郡井手町 井手の玉川歌碑の道にある。 ●歌をみていこう。 ◆布流由吉乃 之路髪麻泥尓 大皇尓 都可倍麻都礼婆 貴久母安流香 (橘諸兄 巻十七 三九二二) ≪書き下し≫降る雪の白髪までに大君に仕へまつれば貴くもあるか (訳)降り積もる雪のようにまっ白な髪になるまでも、大君にお仕えさせていただけたことは、何とまあ貴くもったいないことか。(「万葉集 四」 伊藤 博 著 角川ソフィア文庫より) 新版 万葉集 四 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) [ 伊藤 博 ] 価格:1,…