3層構造になった高架ホームに真紅のエアポート特快が進入してくる。おそらく成田空港から長駆80Kmを走ってきた、2つの国際空港を結ぶ特急なのだ。 この日は京急蒲田を起点に羽田空港を結ぶ空港線を旅して呑む。この空港線の歴史は、穴守稲荷神社への参拝客輸送のための穴守線の開業から始まる。 京急蒲田を発った羽田空港行きの8連は、車輪とレールを鳴らして半径100mの直角カーブを曲がり、3階部分から滑り降りるようにして粕谷駅に停車する。ここは高架の駅だ。 3つ目の穴守稲荷駅はこの路線唯一の地平駅、駅舎を出ると線路とクロスする通りが、踏切から北へ南へ小さな商店街を形成している。情緒のある私鉄沿線の駅という風情…