膝丸は源氏の重宝として伝わる太刀 <太刀 □忠> ・鎌倉時代 ・作者不明 ・重文指定日 1923.03.28 ・京都大覚寺 所蔵 源氏に伝わる名刀の1つで、試し斬りの際に罪人の膝まで斬ったことが名の由来。 大覚寺以前の来歴は不明だが、大覚寺は本刀を「銘刀:薄緑(膝丸)」と称している。 作者については、筑前正応、筑後光世、奥州文寿、宝寿など異説が多く特定には至っていない。 髭切と同じく膝丸は、「源平盛衰記」の「剣巻」にて出てくる説話である。 平安時代に源満仲が天下守護の為に造らせた剣の1振である。 ・満仲の子・頼光(清和源氏3代目)が土蜘蛛という人喰い妖怪を斬った為「蜘蛛切」と呼ばれた。 ・頼光…