日本固有の人形劇の一。三味線伴奏で語る義太夫節などの浄瑠璃に合わせて人形を遣うもの。語り物と人形の結び付きは古く上代よりあったが、室町後期に起こった浄瑠璃節が、江戸初期三味線と提携して、人形芝居を上演するようになって成立した。作者に近松門左衛門、太夫に竹本義太夫などが出て、演劇の一様式として確立し、歌舞伎にも影響を与えた。現在「文楽」として伝承されているものはその流れである。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
全国的には,文楽がもっともよく知られている人形浄瑠璃の一座であるが,阿波(徳島〜淡路島)を始めとする各地方にもその芸能は継承されている。
日本の伝統芸能第1回学習目標 ・伝統芸能を学ぶ意味を説明できる ・伝統芸能の歴史についてポイントをおさせて説明できる 科目概要 ・日本の伝統芸能は、渡来の文化や日本古来の歴史・自然・宗教を豊かに取り組み、今も日本人の生活のあらゆるところに息づいている。 ・能楽、文学、歌舞伎などについての基礎知識を教養として身につけることを目指す。 →三大国劇 ・伝統芸能の現代日本社会および海外との関わりや将来的な展望について理解する。 科目目標 ・日本の伝統芸能について基礎的な知識について説明できる ・伝統芸能の価値について説明できる ・伝統芸能に込められた日本古来の宗教観・自然観・身体観について説明できる …