花森安治さんという元暮しの手帖編集長だった方がいて、書籍も出ているかなり有名な方なのだが、この人が暮しの手帖という雑誌の編集長をしながら反戦を訴えるジャーナリストとしても活動し、その活動方針というのが「見よ、ぼくら一銭五厘の旗」という文章にまとめられているのだが、反戦や民主主義を訴えるのにデモは要らない。太平洋戦争中に兵隊が一銭五厘の赤紙で招集されて戦地に送られ犬死にした代わりに、僕たちは政府や権力者や企業に一銭五厘のハガキを送ろう。自分の言葉で何度でも。という内容だ。 これに感激したのもあるのだが、自分の考えている精神保健福祉に対する考えや、人権擁護に関する考えを、政党や人権擁護団体、報道機…