「今日のハチミツ、あしたの私」寺地はるな ハルキ文庫 表紙の分厚いホットケーキに魅せられました。最近ご飯小説が多くって、また表紙も美味しそうに描かれているので、ついつい目に留まってしまうのです。上手に出版社の方も食いしん坊を嵌めているなぁと思いつつ、こちらの小説は美味い描写は勿論だけど、結構深く考えさせられるめちゃくちゃいいお話しでした。 「今日のハチミツ、あしたの私」あらすじ 中学生のときにいじめを受けていた時に見知らぬ女性から蜂蜜の瓶をもらった碧が、16年後に恋人の故郷で引き寄せられるかのように蜂蜜園の手伝いを始める物語。碧は養蜂に魅せられ、新しい人生を切り開いていく。恋人の安西、養蜂家黒…