↑結婚式の引出物に出すお餅の宣伝広告 先週の上海出張は、たった二泊三日の旅だったが、数々の気づきと覚悟を、僕にもたらしてくれた 特に〝聖なる瞬間〟について多くを学んだ。それは、全ての自分が陥っている居心地の悪い状況において毎回毎瞬、相手から聖なる瞬間を差し出されていた、ということである。 税務担当官の態度にしろ、一年前に解雇となった、上海事務所の女性事務員との一連の出来事にしろ、街ゆく人々とのちょっとしたトラブルにしろ、全ては、これを聖なる瞬間に変えて夢から脱出しろ、という兄弟たちから差し出された愛に他ならなかった。 絶対に許せないと思える憎悪の対象から、日常で体験するちょっとした不快な出来事…