雪の積もった大地を照らす、美しい絵ろうそくの淡い光。 明日(2月10日)から2日間、会津のシンボル・鶴ヶ城を中心に約10,000本の絵ろうそくが街を灯す「会津絵そうろくまつり」が開催されます。 1本1本に菊、牡丹、藤といった季節の草花が色鮮やかに描かれた色鮮やかな「会津絵ろうそく」。 芯づくりにはじまり、蝋かけ、かんなかけ、 手磨き、絵かき…、と幾多の製造工程がすべて手作業で行われています。 福島県の会津地方はかつて会津藩として東北随一の繁栄を誇った地ですが、米どころであり交通の要衝でもあったことに加え、高い技術を結集した伝統工芸が藩の財政を支えていたこともその大きな理由の一つです。 当時、漆…