調査結果は、読解リテラシーにおいても数学リテラシーにおいても、学校でコンピュータの活用時間が長時間になると、学力は低くなることを示しています。(中略) この調査結果について、私はもう一つ別の解釈を持っています。現在のコンピュータの活用の仕方がまちがっているという解釈です。現在、普及しているICT教育のプログラムのほとんどは、コンピュータを「教える道具」として活用するプログラムです。しかし、コンピュータは「教える道具」としてではなく、「学びの道具(思考と表現の道具)」として活用した時、優れた教育効果を発揮します。コンピュータを「教える道具」ではなく「学びの道具」あるいは「探求と協同の道具」として…