仲野太賀さん主演に、吉岡里帆さんが出演ということで、心待ちにしていた作品。わかってはいるはずなのにそれに伴わない行動で、やらかして失っては、向き合いきれずに逃げて…そこでやっと気づく自らには何もないという空虚さ。自らを客観視して向き合うのは難しくもあり、なかなか自分だけでは解決できないこともある。それからなくしたものに向き合っていく決意と行動が一人の男を徐々に変え、芽生えていく父親として生きる上での責任と自覚。ただし、それに気づいたときにはもう遅く、なくしてしまった信頼を取り戻すことはできない。そんな無責任かつ無自覚にやらかしてしまった側が、見切りをつけられる…