徳川綱吉の前で歌を披露する(ダンスをする?)ケンペル 第五章 元禄の長崎 1 初めて見る日本 手紙の中に日本の植物について研究していることだけを書いていて、日本の国そのものについて研究しているとは書いていない。 植物の研究なら、日本側から異議を唱えられることはない。 2 ケンペルの弟子 通詞今村源右衛門が弟子 3 長崎についてのケンペルの記述 「町」の長である「乙名」の義務について、詳細な報告がある。 日本の歴史資料はほとんどまったく、武士階級が書き残した文献に基づいている。 武士にとって五代将軍が発した法令は、今まで見なかったほどの大きな重荷であり、それゆえ彼らはこうした法令の事を、天下万民…