たまには,歴史物に触れてみようと『藤原道長 千年の夢』(宮崎正弘,徳間書店,2023年10月31日)を読了。 ランキング参加中読書 世に問われた作品の寿命について考えてみた。富岡幸一郎に『千年残る日本語へ』と題した文芸論があるが,現代日本文学で果たして千年の風雪に持ちこたえる作家はいるのだろうか? 漱石,鴎外はあと百年は持ちそうだが,大江健三郎や村上春樹は百年もの耐久力はなさそうである。日本の土の匂い,風土の香りが何もしないからだ。たぶん千年の歳月を超えて残るのは三島由紀夫ぐらいだろう。 千年を超える文学,歴史物には古事記,日本書紀はもとより源氏物語,栄花物語,和泉式部日記,徒然草,方丈記など…