「私ね、全盲になってからの方がかえって不安が全くなくなったの。」 これは私の親子ほどの年齢差のあるお友達からの言葉。大先輩からの言葉。 この方は、看護師として20代後半からすこしずつ見えづらいを経験し、2人の子育てをしながら43才の時にあんまマッサージ指圧師に進路を変更し、55才で全盲になったという。 もともと持っていた見える世界が少しずつ失われていくのはとても不安で、みえなくなったらどうしようと思っていたそう。 うんうん、わかるわかる。 いざ全く見えなくなってしまうと不思議と不安はなくなって、むしろ見えていた頃より自由になれた、と力強くおっしゃった。 うん、それもなんとなくわかる。そうなんだ…