江戸時代末期、すなわち幕末の有名人と言えば、西郷隆盛だったり、坂本龍馬だったり、桂小五郎だったり、いろいろいますが、その多くがあまり身分が高くない人です。この時代の殿さまで有名なところと言えば、島津斉彬、島津久光、徳川慶喜といったところでしょうか。松平春嶽や山内容堂といったところも、まずまず有名ですが、西郷隆盛や坂本龍馬と比較すると知っている人はとても少ないですね。江戸時代、藩は300ありました。だから、それぞれの藩に300人の殿さまがいたわけです。でも、現在、当時の殿さまのことを知っている人がとても少ないので、当然のことながら、彼らが、幕末、明治以降にどのような暮らしをしていたのか、知らない…