「人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり」(老子)これを初めて教えてもらったとき、ヒトのことをあれこれ詮索するより自分の強みや弱みを認識する方が大事であるとの解説を受けたように記憶している。しかし「智」が「明」より劣っているとはとても思えない。あえて違いを言えば、「智」は能動的な頭の働かせ方であり「明」は受動的な頭の働き方であろう。それから我々は自分のことは考えないでヒトの事ばっかり観察しているのは間違いないことである。なにしろ我々はいかにして他人から利益を引き出すかがだいじなことである。都市生活ではそればっかりしているしそれはだいじなことではないか。 そこでこの文はこう解説すべきだと思う。「…