過日、ずっと訪れたかった場所へ。高知龍馬空港の近くにある「前浜掩体(えんたい)群」です。 掩体壕(ごう)とは、戦時中に軍用機を格納し、上空からの攻撃を防ぐために造られたシェルターのことです。日本各地に残る戦争遺跡のひとつとして、今も静かにその姿をとどめています。 高知県南国市には、かつて40基余りの掩体壕が築かれたそうですが、現在残っているのは7基のみだそうです。南国市の史跡にも指定されています。 田園地帯に点在する掩体壕は、のどかな風景と奇妙なコントラストを生み出していました。戦争の記憶と現代の風景が交差する、不思議な感覚を覚えました。 ▲後方には高知龍馬空港の滑走路が。離陸する旅客機も見え…