1963年東京都生まれ。東京大学文学部中国語中国文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1990〜91年、中国政府奨学金高級進修生として北京大学中文系に留学。広島大学総合科学部専任講師を経て、同助教授。専攻、中国文学。 『京劇』(中公叢書)で第24回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。 現在、明治大学法学部教授。
貝と羊の中国人加藤徹新潮新書2006年6月20日 2022年12月の勉強会で、中国がテーマとなり、『中国の論理 歴史から解き明かす』(岡本隆司 中公新書)が課題本だった。勉強会も『中国の理論』も、中国の二面性を理解するという意味で興味深かったのだが、その際に、本書『貝と羊の中国人』も中国を理解したければとても参考になる、と薦められたので、図書館で借りてみた。 表紙の裏には、”財、貸、賭、買・・・。義、美、善、養・・・。貝のつく漢字と羊のつく漢字から、中国人の真相が垣間見える。多神教的で有形の財貨を好んだ殷人の貝の文化。一神教的で無形の主義を重んじた周人の羊の文化。「ホンネ」と「タテマエ」を巧み…
私は逆まつ毛がある上にドライアイなので、パソコンを使う仕事を長時間やっていると目が使い物にならなくなる。若い頃はその上乱視がひどくて、体は元気なのに眼性披露で何もできない、ということもあった。乱視の方はコンタクトレンズにして問題がなくなった。実は、学生時代4回生になってコンタクトレンズをしてから勉強がはかどるようになった。(遅すぎ!) 乱視は年齢と共に改善したらしく、コンタクトは過装着で結膜か角膜がぼろぼろになって医者から禁止され眼鏡にしてもそれほど問題にはなっていない。逆まつ毛とドライアイが未だに残った問題。パソコン相手の仕事はできなくとも、かるく本を読むことはできる。 そういうときに読んだ…