就唐船*1相着、如目録*2到来、種〻取揃之段、別而悦思食候、猶石田木工頭*3可申候也、 十一月六日*4 (朱印影) 本郷一雲軒*5 (書き下し文) 唐船相着くについて、目録のごとく到来し、種〻取り揃えの段、べっして悦び思し食し候、なお石田木工頭申すべく候也、 (大意) 唐船が到着し、目録にある貨物が届き、様々な商品を取り揃えているとのこと、秀吉様はことのほかお喜びである*6。なお詳細は石田正澄が口頭で述べる。 (四、2731号) Fig.1 日向国庄内地方周辺図 『日本歴史地名大系 鹿児島県』より作成 Fig.2 16世紀、明への倭寇行動地域と行動回数 横軸は上から順に後金、明、日本年号 Fi…