『中務大輔家久公御上京日記』で島津家久(しまづいえひさ)の旅程を追う。天正3年(1575年)4月半ばのこと、播磨国室津(むろのつ、兵庫県たつの市御津町室津)から摂津国へと入っていく。 前回の記事はこちら。 rekishikomugae.net この頃、織田信長が京を掌握しているが、反抗勢力との戦いが続いている。島津家久の日記からも戦乱の匂いが感じられる。 天正3年4月8日、舟が出ず 天正3年4月9日、堺の衆と飲んだくれる 天正3年4月10日、また堺衆と飲む 天正3年4月11日、記録なし 天正3年4月12日、見物のあと酒宴 天正3年4月13日、船頭をぶん殴る 天正3年4月14日、伝説の松とか一ノ…